特集「市民活動は仲間集めから」－NPO法人になって/目指す「仲間集め」－拡大ページ

設立の準備段階で、各事業の担い手として専門性を持つスペシャリストの方々へ声をかけ、正会員になっていただきました。
例えば、役割として児童クラブの担当、事業報告書作成などの役割を担っていただき、現在、１２名の正会員が一緒に活動しています。

ＮＰＯ法人は、会費・寄附の収入が、非課税です。申請費用が無料な他、法人住民税の減免申請ができるなど優遇措置があります。

仲間とは、多様な経験を持った人、厳しく意見をくれる人など、ミッションに向かって一緒に進んでくれる人たちです。また、理念に共感し応援していただく企業・個人の方も仲間だと考えています。
より良い地域社会の実現には、仲間を増やすことが、欠かせません。
最後に、ＮＰＯ法人を設立する際に、どんな社会課題の解決に取り組むのか、どのように仲間を集め、どんな方法で取り組むのかを仲間と話し合い共有し、準備を進めていくと良いと思います。

活動のきっかけは、２０１７年６月に立ち上げたランバイクというペダルが無い子供向けの自転車競技のチーム「ウルトライダーズ」の活動からスタートしました。福島県の子どもの運動能力の向上を目指し、未就学児から小学校低学年を対象に、すべての運動の基礎となる質の高い運動プログラムを提供しています。

理由としては、大きく２つあります。１つ目は、運営を担う仲間を集めることです。現在の運営は、所属している子どもの父兄が中心ですので、子どもが卒業すると会員から外れ、運営体制が不安定になります。
多様な人材を募り、ＮＰＯ法人として組織基盤を整えて行くことが必要だと考え法人化することにしました。

２つ目として、地域とつながり活動の幅を広げていきたいからです。例えば、事業を行う際に、自分達だけの単独で行うだけでは、広がりに限界があります。組織としての信用を高めながら、他の団体・企業や市民の皆さんとつながり、活動の輪を広げる連携の仲間づくりが必要だと考えています。

現在、ＮＰＯ法人の運営を担う正会員となる活動メンバーの勧誘やＳＮＳを通じた多様な方の参加を呼びかけています。
ＮＰＯの設計図が完成したら、ＮＰＯ法人設立の認証申請事務作業を進めていく計画です。

まずは、ＮＰＯ法人になり、一人でも多くの子どもたちにプログラムを届け、元気な笑顔が見れるように、一歩づつ進めていきたいです。
そのために、多くの地域団体やＮＰＯ・企業の皆さんとつながりが出来るように、仲間づくりをしっかりと行って参ります。